会長挨拶「自利利他」 ~とりもどそう 人と人とのつながりを!~
この度、私が生まれる前である1951年創立千葉ロータリークラブの2022-2023年度の会長を務めさせていただくことになりました。長い歴史と輝かしい伝統をもつ本クラブの会長を務めさせていただくことは私にとって大変光栄なことで、本クラブに入会できたことに感謝しながら、幹事、副会長、理事等の役員、事務局職員の協力を得て一年間全力を尽くす決意でおります。会員の皆様のご支援を心からお願いいたします。
2022-2023年度RI会長テーマ「イマジンロータリー」
「イマジン ロータリー」 これが、RI初の女性会長であるジェニファー・ジョーンズ会長が発表した2022-23年度の会長テーマです。ジョーンズ氏は、「昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです」と話し、大きな夢を抱き、行動を起こすことをロータリー会員に求めています。
また、テーマロゴには各所に深い意味が込められています。例えば、オーストラリア先住民の文化で「円」は互いにつながっていることを意味しており、7つの点は「人」をあらわすと同時に、ロータリーの七つの重点分野を表しています。丸と点を一緒にすると、航路を示す星、つまり私たちの道しるべになります。その下の太い線は、いわゆる「掘り出し棒」で、力仕事をするときに使うものです。行動を起こす人たちであるロータリー会員にとって、物事を成し遂げるための道具を表しています。また、色については緑、紫、白の3色について、ジョーンズ氏は公式行事で服を整える際に、テーマジャケットではなく、これらの色(一つでも、三つすべてでも可能)を使用するよう要請しています。それは、「多様性、公平さ、インクルージョンを強調していくにあたり、私たち一人ひとりが着るもので自分を表現しながら、つながりを持てるようにしたかった」と説明しています。このようにRI会長はD(Diversity:多様性)E(Equity:公平性)I(Inclusion:包括性)の推進を強く訴えられています。DEIを会員に浸透させ、これを軸として推進していきます。
今年度の千葉ロータリークラブテーマ「とりもどそう 人と人とのつながりを」
昨年度からのクラブフォーラムでの会員意見交換の内容については、山谷幹事と協議を行い実現できることから必ず実行致します。
特に最近皆様から聞くことは「名前と顔が一致しない」「あの人は誰ですか?」「私も分からない」といった会話です。コロナ禍で例会が少なく、委員会活動不活発、夜の会合もなく約3年間です。
そのため、今年は「とりもどそう 人と人とのつながりを」ということをテーマに掲げ、会員交流をメインとする委員会を設置し、会員相互の懇親を図ったり、初めての試みとして毎月第一例会の際に会員の誕生者に、一生に一度の経験や自己を語る等の話をして頂く例会とします。また、親睦委員会と連携して毎月会員同士が楽しめる企画を考えております。この一年間は“会員ファースト” “自利利他” の精神で千葉ロータリークラブを盛り上げ、会員増強など積極的に取り組んでいきたいと考えています。
また、第2790地区で初めての衛星クラブ設立から衛星クラブのフォローアップも大切であり、本クラブと合同事業の企画を考え実行していきましょう。
その他、ビジョン検証委員会では、RI会長・第2790地区の次のガバナー輩出準備や、千葉ロータリークラブの強み・弱みを明確にして次年度に提言を行っていきます。
最後に、国際ロータリー2022年の規定審議会に定款の大きな改定があり、こちらも初めて規則委員会でクラブ規定・事務局規則を見直し、時代の変化に対応したクラブ運営を創意工夫して将来につなげていきたいと考えています。
以上、今年度取り組んでいく挑戦を申し上げましたが、これらの活動を通して会員ひとりひとりの交流を活発にする場所を提供することが本クラブとしての大きな役目であると思います。専門情報の交流の場はもちろんのこと、世代を超えて専門を超えて交流できる機会を増やしたいと考えます。ひとりでも多くの会員が本クラブの会員であることに意味を見出していただくことを期待しています。
最後になりましたが、第2970地区昨年度ガバナー、地区幹事長、昨年度前会長はじめ役員の方々、活躍された会員の皆様に心から敬意を表し、引き続いて今年度もご支援賜りますようお願いして就任のあいさつといたします。
第72代会長 川 﨑 鉄 男
バナーの由来
1951年創立当時の奈良屋宣伝部中村歩のデザインによる。
当時のバナーはどこのものもシンプルなデザインが多く、 県下第一番目の千葉クラブもその点を心がけ、 落ち着いた紫を基調に海を象徴する波を図案化した。
(チャーターメンバー 杉本郁太郎会員より)